【目次】
ボルニューマとは?
ボルニューマとは、RF(高周波)テクノロジーを使用した治療器です。表皮にできるだけダメージを与えず、真皮・脂肪層に熱を加えていきます。その結果、脂肪層の線維質を増加させ、脂肪層の引き締め、たるみを改善します。真皮内のコラーゲン増生も促されるため、肌のたるみ・シワの改善、肌のハリ・リフトアップ効果が期待できます。冷却機能により、治療中の痛みも軽減されます。
RFとはラジオ波という高い電磁波の一種です。波の波動が体内に含まれている分子を波動させ、分子同士が擦れることによって摩擦熱を発生させます。
治療の仕組み|ほうれい線、シワ、顔のたるみ – ボルニューマ
真皮・脂肪層をターゲットにした治療
RF治療器には大きく分けてモノポーラ型とバイポーラ型があります。ボルニューマはモノポーラ型の機器に属しており、深い部分の治療を得意とします。深い部分とは皮膚の真皮層とその下に広がる脂肪層です。この層の緩みが顔のたるみを作り出す原因となりますので、この層に熱エネルギーを与え、組織の再構築を促すことで、たるみを改善します。
様々な部位に対応が可能
皮膚の表皮をターゲットとしているボルニューマですが、顎、首元、目元、顔全体など、たるみで気になる部位は人それぞれ。ボルニューマは4種類のチップを搭載していますので、様々な部位に施術できます。
当院の治療のポイント|ほうれい線、シワ、顔のたるみ – ボルニューマ
照射時の工夫で、より痛みの少ない治療
モノポーラ型のRF治療器としてはサーマクールが有名ですが、出力と冷却システムの特性から強い痛みを生じてしまう弱点がありました。ボルニューマでは、治療時に段階的に加熱する方法、照射を複数回に分ける方法、水冷式の冷却方法の組み合わせにより、より痛みの少ない治療が可能となりました。
当院では以前サーマクールを使用していましたが、私自身も治療を受けるのが辛いと感じるほどの痛みがあり、使用を停止しました。モノポーラ型のRF治療器で痛みが少ないものを探している中でボルニューマに出会いました。痛がりの私が治療を受けても大丈夫なほど痛みのコントロールが可能で、効果も期待通りだったので導入に至りました。痛みが苦手な方でも安心して受けていただけると思います。
治療の成果をしっかり発揮させるためには、十分加熱することが大切
ボルニューマはモノポーラ型RF治療器としては痛みの少なさが特長ですが、皮膚と脂肪層に十分な熱量を与えなければしっかりとした効果は得られません。しかし多くの熱量を与えればそれだけ痛みが増してしまうので、痛みの感じ方をコントロールしながら、十分に加熱を行っていく照射方法が重要です。当院では、段階的加熱理論をベースとしてエネルギー設定を行い、同部位へのマルチプル照射で十分な熱量を与える照射方法を独自に開発し、施術を行っています。
ボルニューマとハイフ(HIFU)の違い|ほうれい線、シワ、顔のたるみ – ボルニューマ
ボルニューマとハイフは共に皮膚の真皮層から皮下脂肪層にかけて熱変性を生じさせることでたるみを改善する治療器です。ボルニューマとハイフの違いは、使用するエネルギーのタイプの違いです。
ハイフは、超音波を焦点照射(虫眼鏡で一箇所に集めるような照射)することで一定の深さの部位に熱変性を生じさせます。通過する部分は全くダメージを受けることなく、狙ったところのみに熱変性を起こさせることが可能です。
対してボルニューマは、高周波(RF)を照射して通過した部分全体を加熱する治療器で、皮膚から脂肪層全体を加熱できますが、皮膚へのダメージをコントロールする必要があります。そのため、コンタクトクーリングシステムを採用して皮膚へのダメージを軽減させながら、脂肪層に熱変性を生じさせます。
言い換えれば、ハイフは脂肪層だけを狙って加熱できるものの範囲が狭く、ボルニューマは脂肪層全体を加熱するもののハイフに比べて熱変性がマイルドであるという違いです。適応の違いとしては、脂肪層が柔らかい方にはボルニューマがおすすめで、脂肪層が固いタイプの方にはハイフの方が有効です。
ボルニューマとサーマジェンの違い|ほうれい線、シワ、顔のたるみ – ボルニューマ
ボルニューマとサーマジェンは共に高周波(RF)を照射する機器ですが、ターゲットとなる深さに違いがあります。
サーマジェンでは皮膚深部の真皮層から皮下脂肪層の浅い部分がターゲットとなるように出力が弱めに設定されているのに対し、ボルニューマは真皮層から皮下脂肪層全体を加熱するように高出力に設定されています。顔のたるみの主な原因である脂肪層のたるみをターゲットとする場合には、ボルニューマのような脂肪層全体をターゲットとした治療の方が有効です。
ボルニューマは、高出力機器でありながらも、コンタクトクーリングシステムを採用することで効果を維持しながら安全性を高めています。また、当院は独自の照射方法も開発しており、痛みを軽減させながら効果を維持するようにマルチパス照射を行なっています。同じ部位に複数回照射し、皮下組織の温度を徐々に上げることで痛みの発生を抑えています。
料金と施術詳細|ほうれい線、シワ、顔のたるみ – ボルニューマ
料金 | 全顔 500ショット 198,000円 |
施術時間 | 約20~30分 |
傷痕の有無 | なし |
治療中の痛み | 軽い痛みを感じる程度です。 |
ダウンタイム・リスク | 部分的な赤み、ほてり、火傷のリスクがあります。 |
即効性 | 直後よりリフトアップ効果を感じますが、徐々に効果が出てくるため、最も効果を感じるのは3~6ヵ月後になります。 |
洗顔 | 施術後すぐに可能です。 |
メイク | 施術後すぐに可能です。 |
シャワー | 施術後すぐに可能です。 |
施術間隔 | 半年~1年に1回おきを推奨。(お肌の状態によって個人差があります) |
施術事例(症例写真ビフォーアフター)|ほうれい線、シワ、顔のたるみ – ボルニューマ
治療部位 | 全顔 |
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治療内容 | ボルニューマ |
患者様 | 30代 女性 |
費用(税込) | 500ショット 198,000円 |
治療中の痛み | 軽い痛みを感じる程度です。 |
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治療後 | 部分的な赤み、ほてり、火傷のリスクがあります。 |
施術の流れ|ほうれい線、シワ、顔のたるみ – ボルニューマ
STEP1 カウンセリング | 医師がカウンセリングで気になる部位や仕上りを伺い、診察します。ボルニューマが患者様に適した治療法かどうかの診断も行い、施術方法について詳しく説明いたします。 |
STEP2 クレンジング | 洗顔でメイクや汚れを落としていただきます。施術前は低刺激の洗顔料、クレンジングが重要なため、当クリニックでご用意しております。 |
STEP3 ジェル塗布 | 肌を保護するジェルを塗布します。このジェルが熱伝導を助けて、熱から肌を守ります。 |
STEP4 照射 | 照射を行います。より安全に配慮されたコンタクトクーリング水冷方式で、痛みも緩和しながら治療をいたします。 |
STEP5 冷却 | お肌の鎮静のために冷却マスクを用います。 |
よくあるご質問|ほうれい線、シワ、顔のたるみ – ボルニューマ
ボルニューマを受けられない人はいますか?
ボルニューマは高周波を用いる治療ですので、体内にペースメーカーや埋め込み式除細動器を使用している方。治療部位に金属プレートを埋め込んでいる方。治療部位に感染症や、重度の皮膚疾患がある方。糖尿病・悪性腫瘍・心疾患・出血性疾患の方。 妊娠されている方。ケロイド体質の方。治療部位にアプトスや金の糸リフトを受けている方は治療をお断りしております。
ボルニューマ治療後、次の施術までにどのくらい期間をあければいいですか?
お肌の状態によって個人差がありますが、ボルニューマの場合、半年~1年あけた施術をおすすめしております。
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当ページの著者は院長 筒井裕介であり、Theoryクリニックのホームページは、美容外科、美容皮膚科医である院長 筒井裕介が監修しています。2018年6月に改定・執行された「医療広告ガイドライン」を遵守してコンテンツを掲載しています。
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