毛穴に付属する皮脂腺から産生される皮脂。 毛穴が詰まることで皮脂が毛穴の中にとどまる状態となります。ここにアクネ菌などが感 染することで炎症性のニキビとなります。
ニキビの炎症は皮膚の真皮と呼ばれる部分で発生します。真皮組織は炎症反応により変性し、 炎症が周囲組織に広がるのを防ぎます。その際に異常なコラーゲンを多量に産生します。 これが瘢痕組織と呼ばれるものです。
炎症により瘢痕組織が真皮内に形成されます。瘢痕組織は炎症の程度により毛穴の形を残した ままその周囲に瘢痕が広がる場合と、毛穴の形体が失われ大きな皮内瘢痕を形成する場合があ ります。毛穴の形体を留めたままの場合、毛穴が開いたようなタイプのニキビ跡に大きな皮内 瘢痕の場合、陥凹したタイプのニキビ跡に脂肪層まで瘢痕化が及んだ場合には大きなニキビ跡 となります。
ニキビ跡の大きな原因は真皮内、皮下瘢痕であり、これに適切な熱を 与えて正常組織へ入れ替える治療(ディープダーマルセラピー)が適 応となります。また、皮膚表面の凹凸が目立つ原因として角質層の不 正な隆起とクレーター縁の光の乱反射が挙げられます。これを整えて 凹凸を目立たなくする治療(スムーススキンセラピー)も重要です。 凹凸も根本原因である真皮内、皮下瘢痕に対する治療であるディープ ダーマルセラピーと見た目の滑らかさを整えるスムーススキンセラピ ーを組み合わせることで最も効果的な治療を行えます。

アブレイティブフラクショナルレーザー。パールフラクショナルはパール 同様YSGGという水に対しての吸収率が非常に高いレーザーを用いた治療 器です。パールとは大きく異なり、レーザーを皮膚の深い部分である、真 皮層まで届ける事を主体に作られたレーザーです。ドット状に照射される レーザーは小さな点で深く届くように設計されています。レーザーが照射 された部分は一瞬にして蒸散し、皮膚に小さな穴が空いている状態になり ますが、生体反応によりすぐに収縮して閉じていきます。この際に、瘢痕 組織が入れ替わり、同時に皮膚の収縮作用で小じわやたるみにも効果を発 揮します。1週間ほどのダウンタイムがありますが、治療回数を少なくし たい、ダウンタイムは多少長くても1回あたりの効果が高い治療を希望さ れる方にお勧めです。
■フラクショナルレーザーとは レーザーのスポット径を小さく分割し、ドット状に照射するレーザー。ダメージを受けた組織と受けていない正常組織を 混合することで、ダメージを受けた組織の再生速度が早くなり、副作用を減らし、少ないダウンタイムで効率的に施術を 行える。真皮内に原因のあるニキビ跡治療では副作用を生じさせずに治療を行うにはこのフラクショナルのコンセプトは 重要である。また照射されるレーザーの種類、質により、熱変性、蒸散、その混合型と皮膚の反応が異なる。真皮内瘢 痕は深い部分に存在することが多いため深達度の低いフラクショナルレーザーは大きなニキビ跡の治療には向かない。 当院ではレーザーのスポット径、種類、質、出力、深達度を考慮の上、上記の2機種を導入し施術を毛穴、ニキビ跡の 治療を行っている。

レーザーピーリングの一種。カーボンを皮膚に塗布した上で、Q-YAG レーザーを照射し、カーボンを急速に熱した上ではじき飛ばすことで、余 分な角質層を取り除き皮膚を薄くする効果と、真皮に熱を与えることで皮 脂腺の働きを抑制する効果があります。両者により真皮組織の再構築を高 めます。

パールはYSGGという、水に対しての吸収率が非常に高いレーザーを用いた 治療器です。最先端技術により制御されたレーザーは皮膚に広く浅く照射 されます。その結果均一に古い角質を除去し滑らかな質感を得ることがで きるお肌入れ替え治療機です。この治療では選択的に表皮層のみレーザー を照射します。表皮角質を蒸散させることでターンオーバーの乱れから起 こる毛穴の開きやニキビ跡、肌の凸凹などを改善し、同時に適度な熱が真 皮層に加わることでコラーゲンの新生と再構築を得る効果があります。蒸 散して再上皮化を図る表面的作用と真皮層のコラーゲン新生・再構築によ る内面的作用の2つが並行して働くことで肌が新しく生まれ変わります。 パールはダウンタイムが5日程あります。しかしながら効果が1回で実感 できる施術のため確実に効果を出したい方にお勧めです。

複合治療により皮膚全層へと効果を発揮します。 パールとパールフラクショナルを同日に施術します。それぞれ蒸散させる 層が異なるこの2つの施術を同時に行う事で、全層への施術が可能となり ました。また共にフラクショナル技術を用いており、全層照射にも関わら ず、熱変性を受けていない正常皮膚をハニカム状に残す事で皮膚の再生が 容易となり色素沈着などのリスクを極限まで減少させます。最新技術を駆 使した機器であるからこそ出来る施術と言えるでしょう。ダウンタイムは 1週間程度です。ニキビ跡治療ではこの治療が最も効果的です。
ニキビ跡治療に力を入れている医師だからこそ出来る効果的な設定
QスイッチYAGレーザーを使用した肝斑用レーザー治療です。
肝斑は炎症性の色素沈着の一種と考えられています。その原因は外からの刺激や、
ホルモンバランスの変化など様々です。
炎症により悪化してしまうため、通常のレーザー照射では、照射を受けた皮膚は
炎症を起こし、結果として肝斑を悪化させてしまいました。
Q-YAGレーザーを微弱なパワーでフラットに照射できる技術の確立により、炎症を起
こさせないくらいの弱いパワーで、シミの原因であるメラニンを少しずつ破壊しつつ、
炎症は起こさせない施術が可能となり、確実に肝斑を治療することができるようになり
ました。また、照射部分に熱を与えることによって代謝を促進し、美白効果を高めることもできます。